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ビジネスで失敗する人の10の法則 ドナルド・R・キーオ著 山岡洋一訳

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    世界的なグローバル企業である、コカ・コーラ社の社長として12年間この大企業を経営した、ドナルド・キーオ氏が書いた著作です。

    成功する為の法則は、この偉大な経営者を持ってしても無いといい、しかし確実に失敗する為の法則は必ずある、という事で10の法則を挙げ、実例を交えながら紹介しています。

    コカ・コーラ社で起きた事例や、他のアメリカの著名な企業で起きた内容などの実例を交えているので、非常に分かりやすく、また納得できる内容でした。

    今、会社の中でそれなりのリーダー的なポジションにある方であれば、下記の目次の内容を読むだけでも、なるほど、やはりそうか!と思われるのではないでしょうか?

    この10(+1)の法則を確実に実行すれば、確実に失敗するであろうと推測できると思いますが、さらにこの書を読むと非常に示唆に富む文章が多くちりばめられています。いくつか私が気になったものを引用して挙げておきます。

    ”ときにはもっと難しいことがある。かなりの成功を収めているときにリスクをとること、そんな必要はないといえる事実が十分にあるときにリスクをとることである。”

    ゼロックス社を例にとり、
    ”1種類の商品で完全に成功を収めたことから、大陸の反対側とはいえ、自社の研究所から新たな機会が飛び出してきたとき、リスクをとることがまったくできなかった。”

       法則1(もっとも重要) リスクをとるのを止めるより


    ”柔軟性と適応力は、企業の指導者に不可欠な資質であり、管理能力や業務の能力、技術力といった個々の能力を超えるものである。”

       法則2 柔軟性をなくすより


    ”考える時間をとるのは、贅沢ではない。必要なことなのだ。”

    ”人間は感情の生き物でなのであり、何かの活動をはじめて事態が進み出したとき、興奮状態になって止めるのは難しくなる。”


       法則6 考えるのに時間を使わないより


    ”「人ではなく牛を見るんだ」” 
    これはかなり強烈な示唆でした。牛とは商品の事です。

       法則7 専門家と外部コンサルタントを全面的に信頼する


    ”規則や慣例が一人歩きをするようになり、それで達成しようとした目的よりも重要視されるようになるのだ。”

    ”がちがちの官僚制が厄介なのは、みずからの生産的な仕事をほとんどしていないのに、他人の仕事をあきらかに妨げるからだ。
       法則8 官僚組織を愛するより

    ”「ふたりの男が監獄の鉄格子から表を眺め、ひとりは泥があるだけといい、もうひとりは星がみえるという」”

       法則10 将来を恐れるより

    ”情熱と楽観主義の旗を揚げていると、「現実主義者」を自称する皮肉屋に批判されることがあるが、それを恐れてはならない。”

       法則11 仕事への熱意、人生への熱意を失うより

    余談ですが、この本の序文を書いている、ウォーレン・バフェット氏は、昔このドナルド・キーオ氏と近所に住んでいたらしいです。世の中狭いものですね。

    問題意識を持っているビジネスパーソンには、かなりお勧めの一冊だと思います。



    以下目次です。

    序文 (ウォーレン・バフェット)
    はじめに

    法則1(もっとも重要) リスクをとるのを止める
    法則2 柔軟性をなくす
    法則3 部下を遠ざける
    法則4 自分は無謬だと考える
    法則5 反則すれすれのところで戦う
    法則6 考えるのに時間を使わない
    法則7 専門家と外部コンサルタントを全面的に信頼する
    法則8 官僚組織を愛する
    法則9 一貫性のないメッセージを送る
    法則10 将来を恐れる
    法則11 仕事への熱意、人生への熱意を失う


    2009年4月20日 1版1刷発行



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