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権力を握る人の法則 ジェフリー・フェファー著 村井章子訳

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    JUGEMテーマ:読書


    この本は、実は、私自身が会社の上司のパワハラに近い言動に対し憤り、発散しようのない悔しさを味わっている時に読んだ本であり、すごくすんなりと内容が腹に落ち、平静な気持が取り戻せたという、感謝すべき本です。

    組織で仕事をしている以上、どうしても上下関係、ヒエラルキーが形成され、当然上にいる人ほど権力を持ち、その力を発揮する。そしてその権力をふるわれる下の人間は、理不尽さや不公平感を強く感じるものだと思います。もちろんそれは理解しているつもりだったが、荒立つ感情を抑えきれなかった、その時にこの本に出会い、救われたのです。

    要は、世の中は公正、公平ではないのだから、それを事実としてきちんと理解して、対処していく事が大事だよという事なのです。

    例えば、日本ではよく”ごますり”と言われる行為があり、大方はずるいというか、あまり良くない行動として語られる事が多いのですが、この本では、あなた自身が上に行こうと思うのならば、その上司をご機嫌にしておく事が、確実な方法である、と断言しています。そう割り切ってしまうと、案外あっさりと腹に落ち、対処できるのではないかと思いました。

    この書籍では、権力という物を冷静に分析した後に、ではどうやって権力を手にするかという方法がかなり具体的に書かれています。もちろん、これからのキャリアの中で、ある組織や会社の中で生きていくのなら、権力を持ったほうが良い、と思える人が実践すれば良い事であり、強制はしていません。

    ただ、この本でも最終章で紹介されていますが、疫学研究者のマイケル・マーモットの研究結果によると、ヒエラルキーの底辺にいる人は、頂点にいる人と比べ、死亡率が4倍も高いという事実です。人間は、権力をもって、自分の裁量で行動する範囲は大きい人ほど、ストレスも少なく長生きするという事です。

    会社の中で、組織の中で、これからどう生き抜くか、方向に迷っているひと、特に上司に不満を持ち無駄なマイナスの感情を抱いているビジネスパーソンは、一読する価値があるでしょう。

    いつものように、目次を載せておきます。


    目次
    はじめに - 「権力」を握る準備を始めよ

     なぜ権力志向になるべきなのか
     世の中は公正・公平ではない
     りーダーシップ本は眉唾である
     あなたの最大の敵は自分自身である
     本書の使い方
    第1章  いくら仕事ができても昇進できない
     実績と昇進は関係ない!
     あなたの存在を気づかせよ
     自分に有利な評価基準にする
     上司が気にすることを気にする
     上司を気分よくさせる
    第2章 「権力」を手にするための七つの資質
     誰でも自分を変えられる
     客観的に自分を評価する
     「権力」を手にするための七つの資質
     頭がよくても出世できない
    第3章 どうやって出世街道に乗るか
     意外な出世街道
     上り調子の部門、下り坂の部門
     部門の勢力を診断する
     有力部門は競争が激しい
    第4章 出る杭になれ
     頼みごとは案外うまくいく
     出る杭になれ、ルールを疑え
     愛されるより恐れられよ
    第5章 無から有を生み出す―リソースを確保せよ
     リソースは無からでも生み出せる
    第6章 役に立つ強力な人脈を作れ
     ネットワーク作りの秘訣
     ネットワーク作りに有利な仕事
     ネットワークカはキャリア形成に役立つ
     ネットワークカは誰でも身につけられる
     ネットワーク作りは戦略的に
     有効なネットワークを築く
     ネットワークの中心に位置する
     目的に合ったネットワークを作る
    第7章 「権力」を印象づけるふるまいと話し方
     力を印象づけるふるまい
     権力者らしい話し方
    第8章 周りからの評判をよくしておく-イメージは現実になる
     第一印象を与えるチャンスは一度しかない
     イメージ作りに気を配る
     メディアを活用してイメージを形成する
     自分で自分を売り込むのは控える
     悪評にも利点がある
     評判は自己増殖する
    第9章 不遇の時期を乗り越える
     いつどのように闘うか
     挫折から立ち直る
    第10章「権力」の代償
     代償その1-一挙手一投足を監視される
     代償その2-一時間の自由を失う
     代償その3-多大な時間とエネルギーをとられる
     代償その4-人を信じられなくなる
     代償その5-権力は中毒になる
    第11章権力者が転落する原因
     自信過剰になる、油断する
     軽率に信頼する
     自制心を失う
     燃え尽きる
     変化に取り残される
     せめて引き際を美しく
    第12章権力闘争は組織とあなたにとって悪いことか
     ヒエラルキーは必ず出現する
     権限がないときは政治的手腕が役立つ
     パワーポリティクスとヒエラルキーはどちらがマシか
    第13章「権力」を握るのは簡単だ
     自分にあった出世街道を見つける
     最後に一言

    2011年7月20日 1版1刷 発行



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    • 2012/09/11 1:02 PM