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洗脳支配 苫米地英人

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    2008年に初版が出版された苫米地英人氏の本で、ちょっと古いですが、読み返してみても、かなり衝撃的な本でした。

    戦後占領下の日本で、GHQが行った徹底的な思想統制により、現在の日本人の考え方や生き方がコントロールされているというもので、アーネスト・ヒルガードという有名な洗脳の専門家が、その時に深く関わっていたというところから話が始まります。
    WGIP(War Guilt Infomation Program)というプログラムをGHQが行った事は、まさに洗脳だといっています。

    私自信も、常日頃から、思うのですが、例えば太平洋戦争について、日本人はあまりにも自己卑下しすぎた認識を持っていて、悪かったのは我々日本人です、申し訳ありませんという考え方を植えつけれているという気がしてなりませんでした。

    この本を読むと、まさに戦後の日本に対して徹底的に戦争犯罪人としての認識がアメリカにより一方的に刷り込まれたというのは何故か非常に納得が行きます。

    ひところ、前航空幕僚長の田母神俊雄氏が発表した論文も話題になっていますが、彼の論文の内容の是非はともかくとして、戦争に対する認識が少しでも政府見解と違うと徹底的にメディアに叩かれているのを見ると、あまりにも一方的すぎるように感じました。

    また後半にに書かれている経済に関する記述も非常に興味深かったです。結局世界中のマネー経済は、欧州のごく一部の特権階級によって支配されており、その人達の意向ですべてのルールが決められているというものです。それはアメリカしかり、日本しかりです。

    このことは、以前読んだロバートキヨサキ「金持ち父さんのファイナンシャルIQ」に書かれているアメリカにおけるマネー経済のルールが1971年に変わった、という事と全く同じ内容であり、かなり信憑性があるのかとも思います。

    興味深かったのは、日本人が経済的に欧米(このときはイギリス)に取り込まれたのは、すでに明治維新の時からであったという点です。明治政府をつくる資金や、戊辰戦争の費用は欧州の名家の資産から流れ出ているという推測です。

    また、日本人が何故お上(役人や政府)の権力に弱くなったのかというと、そのきっかけは60年代の日米安保条約にまつわる学生運動が発端だったというところです。その当時の警察権力は、そこまでやらなくてもいいだろうというところまで徹底的に学生を攻撃し、二度と体制に反抗できないような精神状態まで追い込んだというのです。その当時の学生はつまりいわゆる団塊世代であり、その後日本の経済発展のために身を捧げていったのです。

    そして、その団塊ジュニアが現在の日本の働き盛りの年齢になってきているのですが、お上の権力に逆らえなかった親の子供も当然ながら奴隷のようにつき従う世代だと。

    日本人がこれほどまでに情報操作、情報隔離され、国家権力にへりくだっているのは、この団塊ジュニアが人口的にはマジョリティであるからだと結論づけています。

    全体を通して、筆者の想定や仮説が入っており、とっつきにくい部分もありますが、近代の歴史の中での日本を考えると、いろいろな疑問が解けるところもあり、興味深い一冊でした。

    もちろんこの苫米地氏の意見を鵜呑みにしたのではまずいと思いますが、世の中にあふれている洗脳支配的な流れに身を任せるのではなく、自分で事実を探り検証していく意識を国民のみんんが持っていかないとこれからの日本はかなりヤバイなという認識を強く持ちました。


    以下目次です。

    プロローグ 洗脳経済140年の歴史
    第1章 日本人にかけられたヒルガートの洗脳
    第2章 みそがれた階級
    第3章 マネー経済の奴隷
    第4章 経済で行われる洗脳テクニック
    第5章 経済洗脳から自由になる方法
    エピローグ 私達を待ち受ける次なる洗脳テクニック


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